すずめの戯言

世界の片隅で愛を叫ぶ

スケオタのファンレター事情を知りたい -「推しへのお手紙についての質問」のお題に答えてみた

お題「推しへのお手紙についての質問」

 

スケオタが選手へ出すお手紙のお話を聞きたいのに、なかなかそういう話題の書かれた記事をみかけないので、私が書いてしまおう!という趣旨の記事です。

 

お題は上のものをお借りさせていただきます。こちら、はてなブログ以外でも使用してよいらしいので、書きたい方はぜひ書いてほしいです。私が読みたいので。

 

このブログでは、推し=もっとも応援している選手 という意味で、便宜上、推し という言葉を使っています。

 

私の推しは国内選手なのですが、海外選手推しのオタクの事情が個人的には気になります。

 

 

手紙と私 編

◎初めての手紙を書くきっかけは何ですか?

いわゆるファンレターを書いたのは羽生結弦選手がはじめて。ソチ五輪直後、私と同じく彼のファンになった友人と、「ファンレター、書いてみたいね!」という話になったのがきっかけで、ドーナツ屋さんで書いたのをいまでも覚えています。当時の私たちは中学1年生。この頃、Googleの検索窓に"ファンレター"と入力すると、"書き方"などにつづいて"羽生結弦"と上位にサジェストされていて、人気の凄さに慄きました。

 

いまの推しにはじめて書いたきっかけがハッキリ思い出せないので、過去のツイートを遡ってみます。ツイ廃にとってツイッターオタク人生の記録帳

 

 

過去の自分、がんばれ〜〜〜!!!このあたりの時期にお手紙を無事投函した記憶がうっすらあるので、初めて手紙を出したのはこのときですかね。

ちょうど彼が世界ジュニアで銅メダルをとった直後なので、それがきっかけと推測されます。


◎手紙を書くのはどんなときですか?

このタイミングで欠かさず書く!というのは正直ないです。義務化するとどうしても筆が乗らない時に心が折れてしまうので。

コロナ禍になってからめっきりなくなってしまいましたが、プレゼントボックスが設置されている現地に行くときの私的初日、これだけは多分欠かさず出している気がします。

その他としては、

・シーズンがはじまって1〜数試合終わったタイミング。

・推しのお誕生日(ちょうど全日本終わって数週間のタイミング)

・シーズンが終わった直後。

この3つあたりが多いです。


◎推し以外の人に書くことはありますか?それはどんな時ですか?

プレゼントボックスがあった頃は、推し以外でお気に入りの選手が出演/出場しているときは、たまに書いていました。


◎今まで何通書きましたか?また1年でどのくらい書きますか?

これは私もわからないんですよね。どうせなら記録をとっておけばよかったなと少し後悔しています。推しに送ったことのあるお手紙は10通前後の感覚ですが、真相は闇の中に。

私生活が忙しくて1通も書けなかったかもしれないシーズンもあれば、何通も書いたシーズンもあるので、波が大きいです。

◎どういう方法で出しますか?

現地でプレゼントボックスがあるときはプレゼントボックス。

それ以外はホームリンクか日本スケート連盟宛に郵送。ホームリンクと連盟のどちらが良いのかいまだに謎。ほぼほぼホームリンクに送っています。届くまでに時差が発生しなさそうなので。

 

手紙の書き方・内容編

◎下書きは作成しますか?する場合どのように作成しますか?

書きます。

最初に書きたいことを箇条書きでスマホのメモに書き出します。

それを参考にしながら、パソコンのWordで思うままに文章を書いて、冗長な文章や過度な自語りは削って、いい感じに文章の順を変えて完成。

その下書きをまるまるうつすのが理想ですが、便箋に書いてみたら、思ったより長くて削るのが常。

 

◎便箋何枚くらい書きますか?また便箋はどのようなものですか?

18行の便箋に、2,3枚....が個人的な理想ですが、大体4枚までいきます。ごめんね。

5枚はさすがに多いので5枚に達しそうな場合は、根気で文章を削ります。と言いつつ、4枚半書いてるときもありますね。長いよ。でも文字はわりと大きめに書いています(言い訳)

 

LOFTをまわって、ピンときたレターセットを使っています。推しが猫派といっていたので猫のレターセットをここ最近は使っています。

プレゼントボックスがあった時代に、現地に行く間隔が狭いときは、グリーティングカードに短い文章を書いてプレゼントに添えたこともあります。

 

余談なんですが、レターセットって、便箋10枚と封筒4枚とかのセットで売られてるじゃないですか。あれって一気に4、5枚、便箋消費する人間のことを一切考えられてないですよね。なんなら書き間違いとかしたらそれ以上便箋を消費してしまうし。どうあがいても封筒が余ってしまうので、1度レターセット買ったら同じレターセットを数年単位でヘビロテしてしまう運命。

 

◎便箋や封筒、筆記具などへのこだわりはありますか?

便箋や封筒は、自分の中で推し専用のレターセットを決めて、他の方(他界隈含む)に手紙を書くときにそれは使わない、というルールを数年前に決めました。特に理由はない。

 

筆記具は、太さ0.5mmのサラサの黒ボールペン。

本当は極細ボールペンが好きなのですが、極細で書くと字が角ばってしまう癖があり、パッと手紙を開いた瞬間の圧が強いということに気づいたので、最近は0.5mmをつかっています。

普段愛用しているものをファンレターを書くときにも使用しています。書き心地と速乾性重視。


◎誤字はどうしてますか?

ごまかせそうだったら、無理やり上から正しい文字に変えます。

修正液や修正テープは使わないという謎の意地。

無理そうだったら、新しい便箋に書き直しちゃいます。

◎どんなときに文章を考えますか?

書きたいことの箇条書きをメモするのは、移動時間の方がぽんぽん出やすいので移動時間によくやっています。

大抵、翌日が休日にあたる日の夜に、しっかりした文章は一気に書いて、翌日の昼に冷静になって削ります。深夜テンションでないと文章が書けないものの、それをそのまま手紙にしたためるのは危険なので、ワンクッション置いてます。

◎文章はどうやって組み立てますか?

先ほども書いた通りに、メモに書きたいことを箇条書きに書いて、そこから、それぞれの項目に関して、文章を書いて、時系列順なり、流れなりで順番を決めます。

思ったように書けない項目は削ってしまいます。

◎文章の作成において大事にしていることやこだわりは何ですか?

絶対に上から目線にならないように。

自分がスケートに関してはド素人なので、それに関して深く書けることはほとんどないですが、どんどん成長している姿がみれて嬉しい!推しが伸ばそうと思っているところはちゃんと自分みたいな観客にも伝わっているよ!自分が推しの姿からハッピーやエネルギーをもらってるよ!というのを全力で伝えたいなというスタンスで文章を書いています。

◎手紙の内容はどんな雰囲気ですか?

失礼のないように、というのを念頭に置いているので、わりと固めの雰囲気で書いている気がします。拝啓とか敬具、時候の挨拶は書きませんが。

◎書かないようにしていることはありますか?

読み手が「知らんがな」って言いたくなるような過度な自語り。

もっとこうした方がいいと思う、のようなアドバイス

◎手紙にしか書かないことはありますか?

特におもいつきません。

◎ダメ出しなど、何か指摘することはありますか?

絶対やりません。

ダメ出ししたいことも指摘したいことも一切思いつかないですし、そんなこと万が一あったとしても、それをファンが本人に言うのはお門違いすぎて。

というか、コーチが、ダメ出しの書かれた手紙を選手に出すのはやめてほしいと話していた講演会のレポをみたことがあるような気がします。(※要出典)

手紙の形式編

◎便箋一枚目の最初に「○○さんへ」「Dear ○○」など書きますか?

「〇〇(フルネーム)選手へ」と書きます。


◎手紙では推しを何と呼んでいますか?

いま、下書きデータを読み返したら、1つの手紙の中でも呼び方がバラバラすぎて、猛省しました。

・(下の名前) + 選手

・(下の名前) + くん

のどちらかが多いです。私の場合、推しのことをあまり名字で呼ばないんですよね。というか、スケオタ界隈で、私の推しのことを名字で呼ぶ人が少ない気が。

◎手紙本文の最初で名乗りますか?

1番初めて推しに手紙を書いたときだけは、属性と名前を名乗ったような気がしないでもないです。基本的には手紙の最初では名乗りません。本文の最後に手紙の形式を整えるために本名は書いてます。

◎手紙本文は敬語ですか?

ちょっと堅苦しいかもな.....と感じるくらいの敬語です。目上の人ですし。

◎封筒の宛名で相手の名前や宛先以外に書いていることはありますか?

特にないです。プレゼントボックスにいれるときは、試合名/公演名を書くといいのかも、ということに今気づきました。

◎自分の住所は書きますか?

書きます。身分不明のオタクからの郵送物は怖いだろうし。

話はそれますが、「お手紙書こう♪住所を載せて♪返事待ってる♪」とかいう歌詞の、オタクをテーマにした歌をTikTokで一時期よく聴きましたが、住所を載せるのは返事がどうこうというより、マナーみたいな気持ちだったので、そんな目的で書いている人もいるんだ、と愕然としました。

◎自分に関することを書くことはありますか?

自分が推しの存在に救われてるよ、みたいな話をしたいときに、若干、自分の話をするときもあります。たまに。

◎本文最後に自分の名前以外に書いていることはありますか?

手紙を書いた年月日は必ず書いてます。あと便箋の右下に通し番号を振っています。

◎書き出しや締めに使うお決まりの言葉や文章はありますか?

下書きを見返してみたら、書き出しは、「〇〇選手/くん、こんにちは。」で統一していました。完全に無意識。

締めは「大好きです!」が多め。あとは健康祈願。

◎取りかかりから完成までどれくらいかかりますか?

「書こうかな〜」って言いはじめてから完成までは約1ヶ月。

取りかかりから完成は長くて3日。

◎完成するのは出す日のどれくらい前ですか?

前日〜当日。

今スケオタ界隈で流行りのギリギリでいつも生きていたいから精神ですね。

◎手紙を書きながら予定していたより文章が増えることはありますか?

ないです。というか予定している文章が大抵長すぎて減らさざるを得ないです。

◎清書して便箋などのスペースが思いのほか余ったときはどうしてますか?

この前は、どうにもスペースがあまりすぎて、追伸として、最近推しが聴くと言っていたアーティストさんの曲で私が気に入った曲の話をしました。

◎下書きや手紙の文章は残しておきますか?またそれを読み返すことはありますか?

ここ最近はどちらも残しています。次に手紙を書くときに内容が被らないか読み返します。

あと、この頃は自分はこんな気持ちで推しのことみてたんだなと知れるので楽しいです。好きになったばかりの頃の手紙の下書きなどは生憎残してませんが、いま読んだら解釈違いで卒倒してしまうかもしれません(笑)

手紙と私編 その2

◎手紙の中に好きという単語はどれくらい出てきますか?

冷静になって数えてみたら途中で恥ずかしくなって数えるのをやめてしまったくらいとだけ言っておきましょう。

◎手紙を書く上での悩みはありますか?

シンプルに文章が下手で統一感がない。

文章の流れに脈絡がない。

ちょうどいい接続詞がみつからない。

 

自分で言うのも変ですが自分の書き字は結構気に入っているので、それに救われています。

◎手紙を書き続けて変わったことはありますか?

う〜ん。背伸びして難しいことは書こうとせずに、率直な気持ちを書いた方がうまく文章が書けるのかも、というスタンスになりました。

◎手紙を通して一番伝えたいことは何ですか?

「世界でいちばんに大好きだよ!」という気持ち。

あなたはわたしの人生に彩りを与えてくれる存在だよ、ということ。

きっと彼のスケートや演技の素敵なところとかは周りのスケーターさんやコーチ陣に言われてると思うので。それももちろん沢山書くけれども、ファンにしか伝えられないことってなんだろう?ということを頭の片隅におきながら書いています。

◎手紙について推しから何か反応を貰ったことはありますか?

どういうこと!?って思ったのでないんだと思います。たぶん。

◎手紙に関する事件があったら教えてください。

事件ではないのですが、お手紙を書こうか迷っているフォロワーさん宛に「是非書きましょう!」と空リプしたら、私のツイートに後押しされてファンレターを書きました、とnoteに書いてくださって嬉しかったです。

認知されたくない!私なんかが書いていいのだろうか!という声も聞きますが、私としてはそんなの気にせず、とりあえず書いちゃえ!と思ってます。

ファンレターの輪が広がりますように。

◎あなたにとってお手紙とは何ですか?

愛をダイレクトに伝えられる手段。

ちなみに、ツイッターチラシの裏みたいなノリ。

◎推しへの手紙について語りたいことがあればご自由にどうぞ。

語りたいことはすべて手紙に書いてるので何を書けばいいか難しいですね。

この前、便箋の右下に書いている通し番号に、遊び心加えようとして、自分の絵心のなさを忘れて、猫の手書きイラストを添えてみたら、化け物みたいになってしまいました。ぜんぶ書き直す気力もなくそのまま出してごめんなさい!